コロナ後の商品力についてお話します。商品力の構成は①単品力②品揃え力2つに分類されます。単品の魅力のみ追求しても、それぞれがバラバラでは力が発揮できません。単に沢山のアイテムを取り揃えれば良いかというと、もちろん違います、烏合の衆になっては、消費者は寄り付きません。コロナ後の単品と品揃えについては、深さと時間軸の品ぞろえが重要となります。分かりやすく水産の「たらこ」でお話します。たらこの単品魅力度アップの視点は①価格②量目③色目④粒子感⑤味⑥塩分⑦トレーデザイン⑧形成(切れ子、一本子)等が考えられます。この中から自店の売場の広さやコンセプトに合わせて組み合わせたらこの品揃えが完成します。コロナ後は買い回り頻度が多くなり消費者の評価がより厳しいものになっています。この8つの要素を深く研究することが深さ、どの位のスパンでそれを変化させるのかが時間軸の品揃え、どちらも、コロナ前とコロナ後を読み解くセンスが必要です。
村山達伸
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